2013年04月27日

鉋の良さ

table planer.jpg

写真はテーブルの天板を鉋掛けしているところです。
私が作る家具は基本的に鉋をかけて、素地調整の意味で400番以上のペーパーをかけます。その後オイルを塗ることで仕上げています。

客観的に見て、鉋で仕上げる家具は今の社会では少数派かと思います。
一つには鉋の精度を維持管理することは大変です。
また、鉋掛けを前提に考えると加工の一つ一つの精度が要求されますし、木の状態(逆目や杢、斑)による技術的な困難さなど。

しかし、それらの労力を考えても得るものは大きいと思います。
それは家具の触感です。
刃物で切削した木材の表面は繊維をスッパリと切ることによって長く触感で感じることが出来ます。
大げさに言うとクリアな表面になって、はじめて木の種類や木目の違いが触感で感じることが出来ると思います。
話が難しくなってきてしまいましたが、簡単に言って見た目と同じくらい触感は人に影響を与えると思います。だから毎日使うものであればなおさら大事にしたいと思うのです。木、そのものの触感を。


ちなみに写真のテーブル天板の樹種は水楢でサイズは1650mm×900mmで厚さ22mm。
反り止めは通しの吸い付き桟をはぎ合わせをしながら打ち込んでいます。
秋の展示会に出展予定です。

問合せ先 info@pnoom.jp
posted by sitemaster at 12:25| 製作において大事にしていること